医療機関受診に際して

すでにお子さんを出産されて産婦人科の診察経験のある方は、少しは不安も少ないかもしれませんが、それでもデリケートゾーンの臭いだったり痒みだったり、オリモノ異常や尿漏れなどで診察に行くとなると話も違ってきますから、やはり不安なことに変わりはありませんね。

ましてや初めて産婦人科に行く方には、恥ずかしさがまず一番に思い煩われますし、次には「何をされるんだろうか?痛いんだろうか?怖いんだろうか?」といった不安も付きまといます。

その上、他の患者さんに「性病じゃないの?」なんて思われるんじゃないかなどと要らぬ心配までしてしまいますね。

恥ずかしさや初めての経験の不安を拭い去ることなどはできませんが、どんな感じなのかの予備知識を持っておかれると少しは腹をくくるお役に立つのではないかと思います。

「へぇ、そんな感じなんだぁ!」と軽く読んでいただいて、少しでも心の準備のお役に立てれば幸いです。

受診に際して

協力医療機関に来院される場合には、以下の点にご留意ください。

来院のタイミング

来院時には担当の先生は患者さんの膣を観察・評価する必要があります。

そのため、生理期間中の来院は避けて下さい。
また、タンポンや膣脱臭剤も使用しないでください。
来院24時間以内には膣洗浄や性的交渉もしないようにお願い致します。

出来る限りありのままの平常状態を診ないことには正確な診断はできないことは、貴女も何となく分かっておられると思います。

外乱の影響が強く残る状態で来院されると、正確な診断・検査が出来ないことを肝に銘じておかれて下さいね。

来院前に準備してほしいこと

問診時間はそれほど長くはないため、限られた時間内に全ての症状等を先生に伝えることは必ずしも容易ではありません。

そのため、以下の準備をして頂ければ、問診がスムースに行えますよ。

  • 今現在の症状を箇条書きした紙を用意する。
    関連性があまりないと思われるものでもリストに加えて下さい。
  • 現在服用されている医薬品、ビタミン剤、ハーブ、サプリ等のリストを作成して下さい。
    服用頻度および服用量もメモして下さい。
    服用量が不明ならば、ビタミン剤等のボトルを持参して下さい。
  • 先生への質問があるならば、忘れないように一覧を作成して下さい。
    (重要なものから順番に)

先生が皆さんにお聞きする質問例

問診時に理解できないことがあるならば、遠慮なさらずに質問して下さい。

  • どのような症状がありますか?
  • 症状はいつから始まりましたか(期間)?
  • 膣から匂いがしますか?
  • 膣感染症の治療を受けたことがありますか?
  • 膣炎の治療目的で、市販薬を使用したことがありますか?
  • 他の病気等で抗生物質は、直近で使用されましたか?
  • 日常的に性的活動をしていますか?
  • 妊娠していますか?
  • 芳香性の石鹸や泡風呂を使っていますか?
  • 膣洗浄や女性用の衛生スプレーを使用していますか?

検査

細菌性膣炎の診断のために実施する検査

先生は皆さんの過去の病気に関して問診します。
特に、これまで膣感染症や性感染症に罹ったことがあるかどうか。

骨盤内の診察を実施します。
検査の最中、先生は外部性器部における膣感染症の症状の有無を調べます。

患者さんのお腹を軽く押した状態で、二本の指を膣内に挿入して、骨盤内の臓器の状態を確認します。

膣分泌物のサンプルを取り、細菌フローラ内に嫌気性細菌が過度に増殖しているかどうかを判断します。

また、顕微鏡を用いて、帯下中の細胞を観察する場合もあります。
(例:膣の細胞が細菌に覆われている)

さらには、膣内のpHを検査紙で調べます。
pH 4.5以上の場合には、細菌性膣炎が疑われます。

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