膣座薬の挿入方法

産婦人科で膣錠を処方されて、自宅で実際に挿入する際にうまく行かないことがよくあります。

たいがいの方は経験済みなのではないでしょうか?

実際、過去に自分で膣錠を挿入した経験がない場合、「えーっ!こんなの入るの?」と思われた方も多いのではないでしょうか?

挿入イメージとしては、タンポンを思いだして頂くことが、感覚的に最も近くなります。

生理用品を販売しているメーカーのホームページにタンポンの使い方が掲載されています。

イラストや動画で詳しく解説されていますので、難渋する場合には、参考にしてください。

膣錠を入れる際に痛むのは、

  • 緊張することで身体が硬直して無理な力が入るため、お薬の挿入時に痛みを感じてしまう場合。
  • 膣の入り口が潤っていないため、粘膜がこすれて痛くなることもあります。
    乾いたまま挿入しようとすれば、痛くなる可能性が高くなります。
  • すでに高度の炎症が存在し、少しの刺激でも激痛が生じる場合。

ゼリーを使用しても、激痛がある場合には、無理に挿入せず医療機関に相談して下さい。
内服剤を処方してもらえます。

カプセルの挿入方法

1.楽な姿勢を見つける

自身の腟の中に指を入れることが出来れば、膣錠の挿入も比較的楽に出来ます。

基本的には「両膝を曲げた深い前傾姿勢で入り口と指が軽く湿っている状態」が一番入れやすいです。
一般的には、お風呂上りは、膣剤挿入の良いタイミングです。

その理由は、当然ではありますが、よく潤っていること。
そして、お風呂後には激しい運動をしないので脱落する可能性が低いことです。

トイレや寝る前のお布団の中でも、もちろん大丈夫です。

2.指で確認する

良い姿勢が取れたら、お薬を挿入する前に「指」で確認します。

膣の入り口に向かって真っすぐではなく、斜め上方へ、すなわち、おなか方向に挿入して下さい。

この際に過度に痛みを感じるならば、高度の炎症が存在する、あるいは膣の入り口付近に傷が存在する可能性がありますので内服への切り替えをお願いした方がよいかもしれません。

ともかくも、無理は禁物です。

3.湿った状態にする

乾いた手で膣錠を取り出し、次に水道水で指を軽く湿らせます。

錠剤やカプセルを指先にはさみ、そうっと腟の入り口に当てます。

入り口付近も少し潤っている方がスムースに出来ます。

シャワーやビデで軽く濡らすか潤滑ゼリー(薬局で売っているもの)を少しつけてみると楽になります。

ゼリーは指につけてもいいですが、お薬によっては膣錠が崩れてくることがありますので、使用上の注意をよくお読みください。

4.出来る限り奥へ

リラックスして、人差し指か中指1本でお薬を奥の方へ入れます。
途中で止まると、違和感が出ることがあります。

奥に入り過ぎるということはありませんので、心配せずに指が届くギリギリまで中へ入れて下さい。

どんなに奥に入ったとしても、その奥にある子宮口は締まっていますので、子宮内に入ることはありません。

なお、子宮の細胞に吸収されても害はありません。

その他の注意事項

  • 生理のときは挿入せず、生理が終わってから使用して下さい。
  • 挿入後、30-60分間は、激しい運動はしないでください。
  • 包装からお薬を取り出す際、手が濡れていると錠剤が崩壊することがありますので注意して下さい。
    そのような製品の場合には指先を乾かす必要があります。
  • 爪が長いと膣の中でひっかかり、痛みを感じたり傷をつけることがあります。
    膣錠は必ず爪を切ってから挿入して下さい。
  • 1日1回投与の場合、就寝前に挿入すると出てくる心配がかなり小さくなります。
    また、下着も殆ど汚れることがありません。

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